六甲横走路
ここのところ毎週末、山に入っている。
主に縦走路を中心に東行西行しながら距離を踏んでいる。
そこでたまには横断コースを行ってみることにする。
六甲の横断といえば有名なのが魚屋道。
こいつからはじめるか・・・。
芦屋と神戸の境目に位置する森稲荷神社から甲南女子大の
横を通り山へ入っていく。
蛙岩から風吹岩、ゴルフ場を抜け雨ヶ峠へ。
いつもはここから一軒茶屋を目指し七曲を登っていくが、
久しぶりに東おたふく山へ行ってみよう。
ここは小学生の頃
大きな山火事があり、
いったん禿山になった
ところ。
40年以上前の話ですが・・・。
その後は草原のようになり、
低木しかなかったのが、現在は木も大きく育ち普通の山の
風景が続く。ピークから北へ下りる。
今まで蒸し暑かったのが急に涼しくなった。
ちょっとした谷なので山の空気がたまっているようだ。
北山を越え蛇谷を抜けると山上道路横の石の宝殿に着く。
六甲山は山伏、天狗に関する伝説が多く、昔山中には88の社が
あり、それらの中心が石の宝殿で、修験道場だったようである。
祭神は菊理媛命、山岳信仰における白山の神である。
つまり白山系の山伏が
開いた行場だったらしい。
江戸時代になって西宮の
廣田神社の氏子たちが
境外摂社として、
雨乞いの場になった
ようである。
さて道程は縦走路をたどり一軒茶屋から極楽茶屋へむかう。
厳密には極楽茶屋跡、いまは自動販売機だけ。
さあここから紅葉谷へ入る。
昔、六甲が禿山であった頃でもここだけには豊かな森が
広がっていたといわれ、今でもブナの古木を見ることが
できる。またその名の通り、秋にはすばらしい景色を
見せてくれる六甲の紅葉の名所のひとつでもある。
調子よく下っていくと百間滝、似位滝を示す看板を
見つける。このあたりは有馬四十八滝と呼ばれる滝が
散在している。見に行ったことはないが、なかなかの物
だといううわさは良く聞くので、一度見に行ってみよう。
ただ難所有りという言葉が少しだけ心配でしたが・・・。
百間滝
似位滝
少し見くびっていたが、うわさ通り、なかなかの物です。
ちょっと感激。
梅雨時で水量が増えていたのもよかったようだ。
冬には冷え込んでくると今度はすばらしい氷瀑が見られるそうだ。
もちろんその時にはアイゼンは必要だが・・・。
紅葉といい、ブナといい、滝といい、この紅葉谷は
季節それぞれの美しい景色を楽しめる六甲でも有数の
ポイントですね。
七曲滝
ちょっと感動しながら先を急ぐ。
ロープウェイの有馬温泉駅に到着。
すぐ横にある鼓ヶ滝公園で
おにぎりタイム。
さあてどっから帰ろうか。
魚屋道で戻るのも芸がないし、
地図を見ていると少し西に
裏六甲縦走路というのがある。
通ったことはないが縦走路という言葉につられて
行ってみることにする。
しかし入っていく道がわからない、取っ付きを探して
有馬の町をうろうろ。
やっと見つけた、落葉山への登り口。
地図で見ると落葉山、灰形山、湯槽谷山を越えて
番匠屋畑尾根を通り極楽茶屋跡へ、距離は4キロほどだが
この有馬三山と呼ばれる三つの山を越えていくのは、
なかなか厳しそうだ。
この三山、それぞれいわくありげな名前がついているので
調べてみた。
落葉山は温泉中高の祖である仁西上人が、神様が投げた
木の葉が落ちた地に温泉を掘りあてたとされたことから
名づけられた。
灰形山は、秀吉の茶会で、有馬に逗留した利休が風雅を
取り入れようとこの山の山容に似せて風炉の灰を盛った
ことに由来する。
また湯槽谷山はこの山の木で有馬温泉の湯舟を作った
ことかららしい。
とにかく裏六甲縦走路へ突入。まずは落葉山、533メートル。
つぎに灰形山、619メートル。この間はやせ尾根の連続で
かなり危険、転倒でもしようものなら転げ落ちてしまいそう。
灰形山から湯槽谷山、
番匠屋畑尾根にかけては丸太階段の連続、
それもかなりの急勾配。
ダイトレを思い出してしまった。
一時間ほどで極楽茶屋へ行くつもりが30分以上余分に
かかってしまった。
足にもかなりきている。ちょっとなめてたかな・・・。
あとは縦走路から西おたふく山へそれ、住吉道へ下りる。
黒五谷から打越峠を越え岡本八幡神社へでて終了。
30キロぐらいだろうが累積標高はかなりいっているかも。
脚がニコニコと喜んでる。
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