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トレイルランニング

トレイルランがブームといっていいほどのひろがりを見せている。それとともに各方面でいろいろな問題も起きているようだ。よく聞くトレイルランに対する苦言をあげてみる。

・山は自然と対話するところ、どたばた走り回るな。

・走ると山が荒れる、おまけにポールをもって走るやつもいる。

・マナーがなっていない。自分の世界に入ってしまっている。

レースで、

・競り合うがために道でもないところを無理やり走っていく。

・それもお互いが突き飛ばしあいながら。

・一般の登山者無視、レース中だからどけっとでも言うように。

・エイドでとった給水の紙コップを山の中へ捨てていく。

などなど。

思うところを書いてみる。

山は自然と対話するところ、賛成。だが当然対話の仕方はいろいろ。

歩くのも、走るのも、寝るのも、逆立ちするのも、やり方は、

いくつでもあるでしょう。走る事、ポールを持つことへの苦言は、

言いがかりもいいとこ、見なれんことするやつがいるから

気に食わんみたいなことを言っても説得力なし。

マナーについては若干あるかもしれない。日常の生活では

ほとんど他人に挨拶をしない現代社会であるから、山で出会った

顔も知らない人になかなかこんにちはとは言わないでしょう。

でもハイカー、登山者の間では結構自然に挨拶を交わしている。

ランナーもこれは見習ったほうがいい。同じ山の自然を愛する

もの同士として。

レースについては一言もない。

ロードのレースであれば何日も前からコース上にはさまざまな

広報の手段がとられているし、レース中は警察などもある程度

動員されて誘導に勤めるが、山のレースなどほんとに一部の

人しか知らない。レースの日にたまたま遠くからハイキングに

来て、出くわしてしまうと迷惑でしかないのは想像できる。

シングルトラックで何人もが競っていれば当然道からはみ出して

追い越そうとするだろうし、人間闘争本能に火がついているときは

そうなってしまうのは仕方ないかもしれない。

もちろんすべてのランナーがそうだとは言わないが、

レースを主催するほうも、これから開催方法について

コースの選定なども含めて、真剣に考えていかなければ

ならないと思う。というより私としては日本の登山道での

トレイルランニングレースというのはちょっと無理がある

のではないか、と思っている。トレイルランニングが生まれた

アメリカ、(カリフォルニアがメッカらしいが)、そんなところ

の広大な大自然が舞台であればうなずけるが・・・。

先日、斑尾トレイルランニングレース2007が開催されたとき

二日前から斑尾に滞在しレースコースなどをトレッキング

しながら、ガイドさんからいろいろな話を聞いていると、

このトレイルを維持するのにどれだけ苦労しているか、

その脇に自生している植物を守るのにいかに気を使うか、

という話をたくさん聞くと考え込んでしまう。

たまたまコース外を走ったランナーに絶滅危惧種のような

花が踏まれて枯れてしまうこともあるわけだ。

きっとそこまで言うと何もできなくなると言われてしまいそうだが

ユーラシア大陸から少しだけ海を隔てて存在する日本列島

の微妙な位置がもたらした稀有な気候が生んだ日本の自然

というのはもっとわれわれは誇るべきであり、守るべきである

大切なものではないか。なんて思いつつそういう自然に、

浸りながら、山を走っている。レースはやってみたいけど

やることはないかもしれない。

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ランニング」カテゴリの記事

コメント

ランナーとして考えるべき事はたくさんありますよねェ。普段トレーニングでランしている時も、歩行者や自転車で走行中の人とのトラブルめいた事。また、マラニックや山でのトレーニング時のハイカーとの係わりなどなど。
とにかく自分本位になりがちなんですけど、やっぱり周りへの気遣いが大切なんですよ、きっと。
特に自然が相手となると、相手はモノ言いませんし文句も言いませんので、こちらが色々と考えて行動しないといけませんよね。自然との共生、大きなテーマです。

たっくん
ちょっと重いことを書いてしまいました。
楽ランの掲示板で弘さんが書いておられたのを見て、この頃思うことを並べちゃいました。ようは最低限のマナーを守り、周り(人であり、自然であり)への気配りを常に持つことだけなんですけど、自分も含めてしっかりとやっていくことは難しいなぁと思います。

山の自然を守る問題。
世界遺産に登録できない富士山の例や野口建さんがおこなう山の清掃活動を見てもわかるとおり、
ランナーだけの問題ではないような気がします。

但し、ランナーのモラルとマナーの問題は私も昨年の道マラの体験を基に憂いの記事を書いた事があります。少なくとも自分自身は二つともちゃんと意識していようと思っていますが。

tacocoさん、
ほんとにこの環境の問題はランナーやハイカーのマナーの問題から地球規模での温暖化にいたるまで考えれば考えるほど顔が引きつっていきます。できることをやるしかないのでしょうけど・・・。

ジャンさん、全然重い内容じゃないですよ。
先日野口健さんの番組を見て、普段自分が使っているコースや山をゴミ拾いのみの目的で歩きたいなと考えています。
比叡山にも信じられないようなゴミが無残に
捨ててあって驚きます。

わたっこさん、
山の中でごみを見つけると、ほんと情けな~くなりますね。
そうですね、少しずつでも拾いましょうか。

はじめまして。
先月の高尾・天狗トレイルのあとに朝日新聞の投稿欄にもトレランレースを批判する投稿が載っていましたね。
確かに、ランナーすべてがマナーが悪い訳じゃありません。が、どうしてもレースになるとマナーが悪い人が増えるようです。

問題の多くは、雑誌等でトレランを宣伝する割に、山でのマナー等々について啓蒙する人・媒体等々が圧倒的に少ないことに原因があるのではないでしょうか?
私は石川弘樹氏のセミナーに参加していますが、ここではハイカーとのつきあい方を始めコース外を走らないなどの基本的なことを、毎回のように確認します。
また、他のツアーでもそうした諸注意をツアーのたびごとに喚起するガイドさんもいらっしゃいます。
でも、そうした努力が行き渡らないくらいに多くの人が流れ込んできているのも、ひとつの事実だと思います。

レース中に限らず、ゴミの問題はランナーだけの問題ではありません。
しかし、一般の市民マラソンをみていると、エイドでもらうコップをゴミ箱に捨てて走る人はほとんどいません。ゴミ箱やゴミ袋がないわけではないのです。あっても路上に捨てていきます。
公道であっても道路を閉鎖し、かつ多くのボランティアの援助もあるから問題はないのかもしれませんが、レース中にコップを平気で捨てていく習慣が身についた人がそのままトレイルに入ったらどんなことになるでしょうか。トレイルのエイドにもしっかりゴミ箱がありますし、多くのランナーはゴミ箱にゴミを捨てます。それでも日本の多くのトレイルレースは市民マラソンから選手が流れ込んできているのが現状です。トレイルのみをやる人はほとんどいません。まさに、推して知るべしといった感があります。
そう考えると、マラソンのトップ選手が給水ボトルを路上に投げ捨てるシーンが堂々と放送される現状も考え直さなければいけないのかもしれません。あの姿をかっこいいと勘違いしている人は少なくないかもしれません。


初めてなのに、長々と失礼しました。
トレランを楽しむひとりとしてコメントを残したくなりました。

いとうさん
コメントありがとうございます。いい季節になってトレイルも気持ちいいですね。そろそろ高いところでは寒いかな。
先日の石川弘樹氏プロデュースの斑尾のレース、私は出場はしなかったのですが、前々日から滞在し、彼の講演も聞き、レース以外のさまざまな活動も見ていました。
確かに彼や、パタゴニアの動きはそういう面ではほんとしっかりしていて、このレースについては懸念するようなことはほとんどなかったように思います。もちろん細かいところまで全部見ていたわけではありませんし、人数も制限されていたからかもしれませんが、しっかりした啓蒙活動があれば、こういうレースもできるという典型だったと思います。そしてこんなレースが増えることを祈ってやみません。
おっしゃられていたトップランナーのボトルを堂々と捨てているはなし、確かにそのとおりですね。捨てても良いものと思ってしまうかもしれませんね。これは逆にたとえばエイドのスタッフがしばらく並走してボトルを受け取る姿を放送にのせてしまったりすれば、なかなかインパクトのあるメッセージになるかもしれませんね。
ちなみに私はロードのレースでも、エイドでもらったコップはごみ箱があればかならずそこへ捨てますし、捨て損ねたり、ごみ箱がないときでも、スタッフに渡すか、次のエイドまで、持っていったこともあります。
要はそういう意識を持つか持たないかだけです。
お互いに少しでも改善できるようにメッセージを発信していきましょう。

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