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醍醐から大津へ、歴史がいっぱい

3月14日の京滋トレイルランに向けての試走会に参加。

この大会はレースではなく地図を渡されて勝手に道を探して

ゴールまで来てくださいという大会。

速さではなく景色や山自体を楽しもうという大会です。

それだったらわざわざお金を払って行くこともないかと

思っていると試走をするということなのでこれ幸いと

参加してきました。

いやいやこのコース、トレイルのすばらしさもさることながら、

行く先々で登場する歴史を感じさせる旧跡の数々、

非常に興味深かった。

まずは地下鉄東西線醍醐駅に集合、市街地を抜けると突然、

醍醐寺の境内へ。

Photo

秀吉が開催した

醍醐の花見の舞台だ。

                 

              

               

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このあたりはゆっくりと。              

              

                  

                  

                 

秀吉さんは全国の諸大名を従え、絶頂期まで登りつめた後、

弟秀長が死に、千利休を殺し、朝鮮出兵にも失敗し、秀頼が

生まれたために後継者に決めていた甥の秀次を切腹させ、

人生はどんどん下降線をたどって行くなか、寿命が尽きる

半年ほど前にここ醍醐で花見を開催。

この花見は、秀吉らしく大がかりなもので、豪華な献上品や

多彩な催し物、徳川家康すら仮装した上に、おどけた所作で

場を盛り上げたといわれています。

また北の政所ねねをはじめとしてたくさんの側室たちも

色を競ったそうな。

しかしその裏では秀吉亡き後の後継者、権力者、政権のあり方

について、さまざまな思惑がからみあい、陰に陽に、駆け引きや

腹の探り合いなどが、渦巻く宴会だったようです。

Photo_2

りっぱな山門です。

醍醐寺では、2月23日には

五大力尊仁王会が営まれるそうで、

この日に限って授与される

お札"御影"をもとめて早朝から

夕刻まで行列が続くらしい。

また時々ニュースで見る巨大な鏡餅を持ち上げてその時間を競う

"餅上げ力奉納"もこの時に行なわれるそうです。

Photo_4

広大な境内です。

今度ゆっくりまわって見たいな。

こちらへ行くと拝観料が

いるそうです。

                                

さていよいよ山道へ。

厳しい登りが続きます。二日酔いの体にはつらい・・・。

でも気持ちの良いトレイルが続きます。

牛尾観音の参道の入口で面白い鳥居を発見。

Photo_5

                

これは鳥居なのかな。

ちょっと休憩してから

参道を登る。

なぜかコンクリート製の

枕木が敷き詰められている。

牛尾観音は法厳寺ともいわれ音羽山の主峰、牛尾山の中腹に 

位置している。

東山の清水寺の山号は音羽山。

つまりこの法厳寺は清水寺の奥の院でもあるらしい。

なんしか8世紀の創建で由緒あるお寺です。

音羽山を登る。

頂上そばの絶景ポイントからは、近江と山城を分ける山なみを

真ん中にして琵琶湖と京都の市街が同時に見える。

これはすごいですね。

ここでお食事タイムになりましたが、寒い~っ。

バーナーなども登場していましたが、体は冷えてしまいました。

道程は下り基調で進む。

Photo_7

もうひとつの絶景ポイント。

手前に大津市街、

琵琶湖を隔てて

近江富士が見えている。

                  

近江富士は野洲にある三上山で見る方向で鯛の頭のように

見える山です。

さらに下っていきゴールの長等公園へ到着。

ここには平家都落ちの時、平の忠度が詠んだとされる

歌碑があるそうだ。

「さざ波や志賀の都は荒れにしを昔ながらの山桜かな」

この歌に読まれている通り、ここも、そして近くにある

三井寺や琵琶湖疎水にも、たくさんの桜が植わっていて、

このコースを春に走れば桜に始まり、桜でゴール

出来きるお花見マラニックになりそうだ。

またすぐ近くにある長等神社。

Nagara21

りっぱな山門です。

明治に建てられた

比較的新しい神社です。

面白いのはこの中に

また別の社もあって

その中のひとつに馬神社があるそうで、

競馬関係者の信仰を集めているらしい。

そのすぐ横の階段を上がると三井寺観音堂。

三井寺は起源をたどれば壬申の乱、つまり天武天皇の

時代までさかのぼりますが、後に空海の妹の子にあたる円珍が

延暦寺の天台座主の時、延暦寺別院として中興されたようです。

しかし円珍の死後、延暦寺は山門、三井寺は寺門と称して

天台宗が二分される。

この対立によって延暦寺の僧兵の焼討ちに会ったり、源平や

南北朝の騒乱に巻きこまれたり、たびたび法難に出会うが、

そのたびに力強く立ち直り、不死鳥の寺とも言われるそうです。

この三井寺を調べているとこんなのが出てきました。

 Oni_sikisi_thumb1                                

                   

これは大津絵といいます。

なんのこっちゃ、江戸時代期に東海道の

大津の宿で名産品として売られていた

民俗絵で護符としての効能も考えられて、

人気があったようです。

もともとは仏画であったのが、教訓的、風刺的な道歌を

伴うようになり、やがて江戸時代を通じ大津宿の名物になる。

先ほどの長等神社の近くに、この大津絵のお店があるらしくて

ここも一度のぞいてみたいな。

もう少し進むと琵琶湖疎水。今では京都への上水の供給が

主な役割ですが南禅寺や哲学の道では観光名所になっています。

さらに行くと三尾神社、面白い名前なので調べてみると

伊弉諾尊が長等山の地主神として降臨したのが

縁起の始まりとされ、神はいつも赤、白、黒三本の腰帯を

垂らしていたのが三つの尾を曳くように見えたところから

三尾と名づけられたそうです。

皇子山総合運動公園が見えてきた。

ふと見ると通りの名前がヴェルツブルグ通り、はぁ~?

ヴュルツブルクの生んだ詩人マクス・ダウテンダイ、日本で言えば

明治時代の人ですが、彼の名作「琵琶湖八景」の縁があって、

相互に交流を深め合ったのち、昭和54年にヴュルツブルク市の

ドクター・クラウス・ツァイトラー市長を迎えて姉妹都市の提携を

行ったそうです。

やまとの湯に到着。露天風呂が気持ちよかった。

風呂上りに何杯かやって本日は終了。

大津はあまり来る機会は無かったけれど、古都でもあるし

いにしえの史跡もいっぱいあるし興味深い街ですね。

またゆっくり歩いてみたい。

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コメント

ほんま、ここだけの話、
わざわざ金払って走るレースでは・・・

しかし、二日ボロ酔いでよー走れますね~。

よく調べられておられますね〜。

関西のトレイル(山里)は特に歴史的見どころが一杯で、
走りながらもワクワク、帰ってからもなるほど、と楽しめますね。

タイムラグのある日記のUPと思いきや?

走ったコースをアカデミックな角度から楽しんではりますやんか!?(笑)

まさに1回で2度楽しめる方法ですね。

さすが山のベテラン!

ゴローさん
もともとあんまりレースは好きではないし、
費用対効果という意味でももう一つという感じです。
しかしマラニックとなると行く気満々、たとえぼろ酔いであろうと・・・。

もっくん
大津へ降りてからはもっくんともこんなんあるわ、あれはなんだ
などといいながら歩いていましたよね。
大津はまだまだありそうです。

takamou2さん
京都、滋賀方面へ行くとこの手のネタには事欠きません。
どんな道を走っていても道端に面白そうなもんが
ゴロゴロしています。うれしくて楽しくて・・・。
しかし若者にはうけないやろなぁ。

さすが、知識の壺。
醍醐を深く掘り下げてくださり
感激しています。
この近くには、親鸞生誕地日野誕生院や
鴨長明が方丈記を執筆した方丈石
明智光秀が打ち取られた明智藪、
小野小町が過ごした隋心院等
玄人受けする歴史マークたくさんあります。
是非 またのお越しお待ちしてやす。

みやじゅんさんもなかなか歴な人のようで・・・。
楽しそうなお人の名前が出てきていますね。
今度是非ご案内お願いします。
京都はいいわ、どこへ行ってもこういう話が
いっぱいですもんね。
よろしくお願いします。

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