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上高地は神垣内

トレイルランニングも楽しいけれど、じっくり山や森と対話する

ようなトレッキングや登山も、そろそろやりたい。

嫁は嫁で昔からのあこがれの地、北アルプスの上高地行きを

計画。 しかし、行ける日をさがすと、先週末しかなかったので、

信州へ出かけてきた。

信州といっても信濃の国と飛騨の国の国境。

岐阜県側、飛騨高山からアプローチ、平湯のあかんだな駐車場に

車を止め、バスで上高地へ。  マイカーは一切入れません。

大正池バス停で降車すると、写真でよく見る立ち枯れの木が

水面から突き出しているあの景色。

でも、もっとたくさんあったような・・・。

Photo

それにこんな狭かったかな、

池とはいえ、川幅が少しだけ

広くなっているだけ。

聞けば、すぐそばに立つ

焼岳からの泥流で

かなりやられているようだ。

Photo_2

川沿いの森をトレッキングです。

嫁は例によってどんどん

登場する見たことのない

花に興奮気味。

新しく仕入れたカメラで

撮りまくり、なかなか前へ進みません。

     Photo_3

梓川越しに穂高連峰を望む。

ため息の出るような

美しさです。

                        

                  

自然は景色だけではありません。

こいつらも普通に登場してきます。

さすがにニホンカモシカは遠くからでしたが、サルもアヒルも

やまばとたちも人間をいっさい怖がりません。

危害を加えることはもちろん、えさをやったりすることも、

とにかくかかわりあいになることをすべて禁止されていますので、

むこうにすれば無視するしかないようですな。

Photo_6

Photo_7                   

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森は続きます。

                  

                 

                   

さて偶然だったんですが、この日は上高地音楽祭と銘うって

山本潤子さんのコンサートが開かれておりました。

無料だったので、しっかり聞くことに・・・。

Photo_4

若かりし頃、赤い鳥のファンでした。

その中でも、後藤悦治郎の

奥様になった平山泰代さんと

当時新居潤子といっていた

彼女の歌声には

しびれまくっておりました。

後に紙ふうせんとハイファイ

セットに別れ、ハイファイセット

解散後もソロで精力的に活動されています。

穂高の山々に囲まれて聞く彼女の歌声は、かなりお年を召した

にもかかわらず相変わらずおじょうずで、すばらしく魅力的でした。

でもまわりを見渡すと、やはり同世代の人が多かったですね。

この模様はテレビでも放送されるようです。

Photo_8

さて大正池から8キロほど

でしょうか、今日のお宿、

徳沢園に到着です。

ここは井上靖の小説”氷壁”に

登場する宿なので「氷壁の宿」

とか、クライマックスでは主人公 魚津恭太が山へ行き、

彼の恋人 小坂かおるがこの宿で、彼の帰りを待つところから

「かおるが待つ宿」などと言われているそうです。

また、新田次郎の”栄光の岩壁”にも登場しています。

穂高を登るには絶好の基地となる位置ですから、

山岳小説にとってもなくてはならない宿なんでしょうね。

さすがに中は古いつくりで長年磨き上げられて黒光りのする床や

壁が美しい素敵なお宿でした。

Photo_10

これは南州書、つまり

西郷さんが書かれた

ものですが、なぜここに

あるんでしょうか?

      

      

        

        

                                        

中のスタッフもアルバイトらしいんですが、たぶん山が好きで

好きでたまらんというような感じの若者ばっかりで、山について

質問するとみんな親切に行き届いた答えをしてくれました。

Photo_9

宿のすぐ前はキャンプ場に

なっていて、数張りのテントが

見える。 

 

山小屋ですがちゃんとお風呂もあります。

このあたりまでのトイレもきれいですし、排水処理にも

いろんな技術が導入されているんでしょう。

商売柄ちょっと気になりました。

夕食もこのあたりの食材を使った派手ではないですが、

丁寧に作られた物で美味しかったです。

ただご飯だけは穂高の麓とはいえ1600メートルの高原

ですから、気圧が低くなかなかうまく炊くのは難しいようです。

あくる日は山に登る予定はなかったのですが、せっかくだからと

宿のスタッフに聞いてみると屏風岩ぐらいまでなら、たいして時間も

かかりませんよということで行ってみる事にした。

 Photo_11    

1時間半ほどでこんな景色、

屏風岩です。

国内最大の岩場で

ほぼ垂直に近い岩壁が

900メートルそそり立っています。

ここを巻いていくと涸沢に入り、少し登ると涸沢カールと呼ばれる

大雪渓にたどり着くのですが、ちょっと時間が足りなさそうなので

ここから引き上げです。

Photo_13    

このあたりでも雪がたくさん

残っていますし、屏風岩にも

いくつか雪解け水の滝が見えます。

                     

横尾山荘前まで戻り宿で用意してくれた弁当をいただきました。

自家製?らしきたくあんが美味しかった。

さあそろそろ帰りを急ごう。

徳沢園に戻り、明神で対岸へ移り、明神池をのぞく。

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穂高神社奥宮

                      

                    

                    

                                           

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明神池

                     

                   

                   

さらに湿地が広がる森の中を歩き続ける。

朝からのトータル距離を計算すると、20キロほど。

走らないで歩き続けると20キロはかなりの距離。

大きなザックもかなり効いてきています。

河童橋からバスターミナルへ向かい平湯へ戻る。

平湯のバスターミナルで風呂をいただき、帰路につく。

例によって途中で地酒を仕入れる。

飛騨のお酒は美味しいですよ。

今回は天領の純米吟醸と深山菊のしぼりたて生酒 左門次です。

しばらくは美味しい日本酒が飲めます。

今回はお山の入門編という感じでしたが、あそこまで行って

穂高の威容を見てしまうと今度は是非あの上へ行くぞという

気持ちを持ってしまうのは仕方ないですね。

次までに少しは経験を積まなければ。

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コメント

上高地空気が美味しかったでしょう!

この10年はご無沙汰なんですが、上高地に周辺に1週間ぐらいテント泊したことがあります。

まあ、ここではランナーさんはいないと思いますが(笑)

もっと暑い8月になるとすごい人になります。

綺麗な景色に見てるだけで癒されますよ。
こういうのを見てると、自然の大切さを感じるし自分もこの目で見たくなります。これはマラソンでは得られない楽しみ!?ですね。

上高地きれいですよね。happy01娘が小さい頃に行きました。あの頃は山を歩いても、走ってもいなかったので散歩程度でしたが…。fujiそれでもあんなにきれいだったのですから、今、上まで行ったらさぞかし…ですよね。うらやましい。shine井上靖、新田次郎ともに好きです。昔は山歩きは「文学」だったなぁ…なんて思います。夫婦二人で重い荷物を背負って、自分のペースで一歩一歩。人生そのものですかね?coldsweats01自然だけでなく、いろんなことに思いをはせる山行だったのでしょうね。shineあー、うらやましい。私も行きたくなりましたー。

もりもり@神戸さん
おっとどっこい、ランナーさんはちゃんとおられましたよ。
これぞトレイルランナーという格好で走っていったのがひとり、ふつうのランナーのウエアでトレイルシューズとランニングシューズを履いたカップルが一組、歩いておられました。
真夏の人出はすごいんでしょうね。

ぴんさん
確かに、森や林の緑の中にいると穏やかな気持ちになるんですが、海抜1500mの高原からさらに1000m以上そびえる山の威容を仰いでいると、戦闘的な気持ちにもなってきます。
"今にそこへ行くからな、覚悟しとけ"みたいな・・・。
ランニングとは違う世界ですね。

たいしょうさん
ちょうど、新田次郎を読み返していてて、帰ってきてからも栄光の岩壁を読んでいるんですが、読んでいて風景が頭に浮かぶというのはいいモンですね。
前に読んだ時とは感じがぜんぜん違います。
頭の中で風景を作っていくのも面白いですが、ストレートに徳沢園の建物が出てくるし、穂高連峰は浮かんでくるし、ちょっと違う感覚でしばらく楽しめそうです。
一度高い山もご一緒しましょうか。

普通の短パンにTシャツ、ABCマートの運動靴の男性はいませんでしたか?ははは!

子どもが小さい頃に何度か上高地には行きました。
その時の方が、じっくりと味わってたかも。

梓川越しの穂高連峰きれいですね!こんなに見えたことは私はまだ一度もないです。

旦那はちらっと、「ジャンさんやM君ぐらい山に慣れている人とアルプスでも行くか!」と言ってましたよ。

わたっこさん
ほんとこの日は天候に恵まれ、穂高を思いっきり、眺めることが出来ました。いいですね~っ!
どうしてもあの上へ行きたくなってきます。
旦那さんを見習って、クライマーをめざそうかな。
けど登りはヘタレやし、あかんかなぁ。

上高地...名前はよく聞きますが全く未知の世界です。
写真を見てるだけで吸い込まれそうな感覚になりますね。

まず自分で行こうと考える範疇にないエリアなのですが...調べてみようっと!!

標高1600m...W杯の試合会場と同じぐらいの高さですね!

ボガさん
ほんと別世界ですね。
けどそんな別世界ももうひとつ上の異次元の世界への入口ということもわかりました。
そこへも行ってみたいなぁ。

吸い込まれそうな景色。素敵ですよね。別世界ですね。いつもながら素敵な写真です。
やはり長野はお山の聖地。ゆっくり登りたい山がたくさんあります。学生の頃 上高地ベースで焼岳や西穂にトレーニングに行きました。もう一回登れるかなぁ。
安房峠が無料になったんですよね。 峠のこちら側まではよく行くのですが やっぱり少し遠い気がします。少し遠いけど そのうち行きたいと思わせてくれる距離が余計憧れを強くします。

naruさん
そうですね、スキーやキャンプで数え切れないくらい訪れていますが、いつまでもあこがれの地ですね。
そして、山そのものに向き合ってみるとそのふところの深さに圧倒されます。

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